遊斗『俺は一人だからな』
飛鳥『は?』

一人?気持ち悪くない理由にもなってないし、そもそもいつも回りは人で溢れているではないか。

飛鳥『…意味わかんないんだけど』
遊斗『俺さ、いつも一人なんだ。本音を出すと、みんな"イメージと違う"って離れて行って。』
飛鳥『…』

イメージ、か。

遊斗『俺はいつも一人だった。でも、お前と逢って、変わった』
飛鳥『…何でそう?』
遊斗『だって、お前はいつも人を見捨てずに、自分より他人ばっか惜しんで動くだろ。』
飛鳥『そうかな…』
遊斗『違うか?さっきだって、俺の体調を気遣って寝かせたろ』
飛鳥『そ、それは…』

辛いだろうなって思ったから…

飛鳥『辛いだろうなって思ったからよ』
遊斗『ほら、気遣ってんじゃん』
飛鳥『!うぅ…////』
遊斗『嬉しかったんだ。そんなやつを気持ち悪いって思う方がおかしい』
飛鳥『…そっか』

嬉しかった。そう考える人がいたんだ…

遊斗は…いつでも素直よね。そういうトコロは好き

遊斗『!?////』
飛鳥『え?何で照れるのよッ』
遊斗『声に出てるぞ…////』
飛鳥『え////』

しまった、と思ったが

遊斗『嬉しい!!』

そういって笑った遊斗の顔で何も言えなくなった。
信じてもいいかもしれない

私は確かにそう思っていた