「なあ、玲奈。」

「んー?」

「何か怖いことされなかったか?」

「ううん。」

「ほんとに?まだ怖いとかないか?」

「うーん...何もほんとにされてなかったけど...やっぱ怖かったしちょっといまもまだビクビクしちゃうよ。でも和也が助けにきてくれたから...怖かったのが有り難くなっちゃった...かな。」

「っっ///」

「いっいこ///」

助けに来てくれただけでもう
十分嬉しいよ。
ありがと。和也が大好きです。

──────

今は放課後。いつもいつも
和也と村上くんを見に来る女子達は
減るどころか増えてくる。
私の彼氏なんだけどなー.....。
みんなは知らないし...。
隠しているわけじゃないんだけど.....。
なっなんか嫌だな....。

「れーいっなちゃんっ!」

「なっ何?村上くんか...。」

和也は私の事ちゃんづけ
するわけないしな.....。
それより顔がちかいよ.....。

「何でさー和也が玲奈ちゃんの居場所
わかったかきにならなーい?」

「なる...かな。」

「ふっ、教えてあげよう。」

何その態度...。
ちょっといらってきた.....。