「早く決めなさいよ。じゃなきゃ...「分かったっ!」

え.....?聞き間違い...だよね?だって.....だって.....

「ふーん。決断結構早かったね。」

和也はそんな汚い事...しないよね?

「...すればいいんだろ?キス。」

「そうっ。」

何...その笑顔。

「...玲奈。目瞑ってろ。」

やだよ.....。

「和也っっ!!」

「瞑ってろって言ってんだよ。」

「っっ.....。」
そんなの嫌だよ。ひどいよ。和也。

「玲奈...少しの間だけだから。」

絶対に目なんか瞑らないよ。

「玲奈.....頼むよ。」

何で.....?和也は簡単に好きじゃない女の子となんかキスできるの?そんなの.....和也、最低だよ。

「すぐ...終わるから。」

「っ...ばか。」
そう言って私はゆっくり目を瞑った。
あーあ...ばかな私。

「和也っっ!」

村上くんの声が聞こえる。
いつもふざけて余裕そうな声なのに
今は真剣な声。

やだよ.....。和也の...ばか。
スキだよ。