“ギシ、ギシッ”


丈が入った瞬間に床が軋んだ。


『すっげー、雰囲気あるなー』


龍が言ってから気が付いた。



僕ら4人の家の造りは
だいたい似たようなものだった。

しかし、この真ん中の家だけは
映画とかで見た
西洋の貴族が住んでいそうな造りだった。

しかも、かなり古い。
外見からはあまり感じられないが
中はそうとう古そうだ。


暗闇でもクモの巣がよく見える。


玄関を開けるとすぐ目の前に
大きな階段が現れた。