ついに、任された日が来た。



俺は、春の暖かい天気の中
桜の花道を歩き進めて行く


城下町は今日も賑やか。
そして平和。お城のみんなが
頑張っているからだろうな…



「よおーっ!シュリ!」

遠くから聞こえてきたのは。

「お前、今からどこ行くんだよ?」

長年付き合っている仲のいい友達のシンだ。

「あ。シンだ。」

「なんだよ、テンション低いなー。ね、どこ行くんだよ!」

こいつは、可愛いやつ。いつも俺と仲良くしてくれる

「お城。」

「はあっ!?お城!?うらやましー!」

かなりびっくりしたらしい。目を全開にして、大声で聞いてくる

「そうだよ。でも、仕事!」

「ああー。まあ、頑張れ!姫さんに出会えたら報告よろしく!」

そう言うと、光の速さでどこかに行ってしまった。