思わず、見とれてた。
「俺は、優芽の案で決定でいいと思う。名前も、その意味もカッコいいしな。それにこれ以上いい案は出ない気がする。反対派のやつは?」
えっ…!?
これで決定なの?
っていうかいいの?
あたしが考えた案なんかで…。
「俺賛成派~!」
「あたしも~!!」
ふたりとも賛成!?
「ってことで!! バンド名はSparkleに決定な」
あたしは、あたしなりに良いと思ったものを案として出したわけだけど。
あまりにもすんなり決まりすぎて、動揺してる。
本当に、あたしの案でいいのかって…。
「あの…本当にあたしの案なんかでいいんですか?」
「いいに決まってんだろ!みんな賛成してんだから」
晴空先輩はそう言うけど…
「でもっ…」
「優芽、もっと自分に自信を持て!! お前は、自分で思ってるよりすげーよ!!」
晴空先輩…!
「そうですね!えへへっ!! なんか自信持てるようになった気がします!」
ほんとだよ。
ほんとに、自信が持てる気がしてきた。
ありがとう…晴空先輩。