『誰が...これを...』

『わからないわ。いずれ明らかになる。でも、今は一刻も早くN社に謝罪しないと...』

『はい...朝一番で謝罪に行きます。
今からメールも送っておきます。』

『メールは送っといたわ。
明日はこのグループ全員で謝罪しに行くわよ。』

『はい...』

私は、急いで席に戻った。

N社担当のグループは蒼井主任のグループだけだから新入社員4人含む10人。

N社との契約がなくなれば、私を含む4人の新入社員の実績はパー。

今から他の企業との契約を結んでもできて2つ。

初年度から実績悪いなんて首も危ない。

せっかく頑張ったのに...私はくじけそうだった。

『水嶋、いるか?』

救世主が現れるまでは。