内容はB社との取引。

私の担当はN社というあまり大きくない会社を蒼井主任のグループで担当している。

このグループは新入社員が多いから蒼井主任ともう一人以外はN社の専門担当


基本はその会社以外の仕事をしないんだけど...。

『はあ...これがどうかしましたか?』

『これ見てどう思う?』

『え...?』

私はじっくり読んで見た。

ん?

B社ってこんな会社だったっけ...

『あの...B社ってこんな製品販売したことありましたっけ?』

『そう!!良くわかったわね。
実は、この商品、N社が計画してたものなの。
まだ発表してなくて、この会社にしか言ってなかったの。
で、この秘密の計画をB社に間違えて送ってしまったって訳。』

私は、顔面蒼白になった。

N社との契約は結んだばっかりで、まだ信用も薄い。

なのに、計画がばれてしまったなんて、もう、N社との契約は不可能になる。

私の今までしてきたことは無駄になってしまう。