「私は恋とかそんなものに興味ないから」


何がいいのか分からない。邪魔なだけでしょう、彼氏とか。


「いやいや、もう高校生なんだから彼氏つくらないとー!世羅可愛いんだから、男なんて選び放題なのにー」

「なにその理由。私は興味ないの」

「むぅー、とにかく!読んでね、じゃ!」

「ちょっ!いらないって!」

チャイムが鳴って、伽凛は自分の席に戻っていった。

私は仕方なく…仕方なく!持って帰ることにした。
また言われるのがめんどくさいし。


恋愛なんて、彼氏なんて、バカみたい