「えっ?」



嘘でしょ、どうせまた私をからかってるんでしょう?



「嘘じゃない、俺は愛海と会った時から好きだったんだ」



「西藤君、でも「拓斗って呼べって言っただろ?」



あ・・・



「今日はホントごめん。
愛海があいつを名前で呼んでしかも仲良さげだったから・・・

俺・・・ヤキモチ妬いた。

だから、名前じゃなくて名字で呼ばれてることにむかついた」



「でも、キス・・・だって別に悪いと思ってないんでしょ?」



「あれは・・・
俺が教室で反省文かいてる途中で寝てたらあいつが勝手にゴキブリが出た!とかいって騒いで俺が立ったら俺に抱きついてきただけ。キスなんかしてねえよ」



「・・・でも、何で怒るの?って・・・」



「あれは、俺が好きだから怒ってるのって言ってもらいたかっただけ!!


あ~、もう俺ダッセー・・・」