「おかえりー…って、えっ?琉じゃん。なんで芽依といるんだ?」
「あぁ。芽依また具合わるいの隠してたんだ。優介もちゃんと芽依のことみといてよ。」
「それは悪かったな。あがってくか?」
「いや、明日も早いし帰る。芽依、ちゃんと約束守るんだぞ?分かった?」
真剣な顔で念を押してきた琉くんがちょっと怖いと思いながらもコクンと頷いた。
「よし。いい子だ。」
するとまた笑顔で頭をクシャクシャに撫でてられる。
このギャップに弱いかも、あたし…。
そんなこんなで琉くんは帰っちゃった。
その後はお兄ちゃんにも具合わるいのを隠してたことに、軽く説教されてふてくされてそのまま寝てしまった。