「あたしが・・強引に、言えって感じで喋ったから・・・」

「俺許せなかったんだよ」

「え?」

「あいつらがお前を変な目で見てるのが・・・。一瞬さ、『こいつを殴り殺そうか』とか考えたけど・・お前の顔が浮かんだ瞬間辞めた。こんなことしたってなんの意味もないし、お前が悲しむだけだと思ったから・・」

「・・・・」

「俺さ、こんなことでしか守れねーんだよな・・ほんと、自分が情けないよ・・」

「あたしは情けないなんて思わないよ。」

「?・・」

「だって、優しい心がなきゃそんなこと考えないでしょ?だから太陽は全然情けなくない。凄く勇気があってカッコイイと思う」

なっ・・なんか改まって言うと恥ずかしいかも・・・///

「なんか嬉しくて顔がニヤけるなwwこんなこと生まれて初めて言われたからさwwありがとな・・・☆」

「うっうん////」

ギュッ

「わわっ」

「なんだその声はww」

「だっだって・・いきなり抱きしめてくるから・・」

「wwwてかさー」

「ん?」

「俺、やっぱあいつら殴りに行こっかな~ww許せねーしww」

「だっダメダメ!絶対ダメ!」

「え~なんで~?ww」

「いやいやいや。普通に考えてそうはならないから!」

「そーかなーww」

「そーだよww」

「まあいいやww」

「何それ~wwww」


この時あたしは思った。あたしが思う以上に、自分の傍にはいろんな人がいて、時に助けてくれていたことを・・・。