ピピピッ


うるさすぎる目覚まし時計に顔をしかめ


6時半を私に知らせてくれた時計を思い切りたたく


昨日結局眠りについたのは3時ごろ


確実に寝不足でダルい体に鞭打って体を起こす


まだ起き切ってない目をこすりながら弁当を詰めていく


気が付けば起きていた母と目があい顔がこわばる


私の家に「おはよう」なんて爽やかな朝は存在しない


出来上がったお弁当を持って部屋に行こうとしたとき


「った・・・。」


勢いよく母に腕を掴まれた


恐怖で冷や汗が噴き出す


・・・・お願い・・・・


「あっ!!」


ジュっと腕に押し付けられたタバコ


熱いとか痛いとかはもう感じないほど経験させられた


いくら慣れたとはいえされない方がいいに決まってる


「あっちいって」


私の体をくるっと反転させシッシッと手を振る


なんとも自由な人だ