彼女が何故ここまでヤリたがるのか、

そしてあんな地味子だった彼女が、何故こんなに積極的でテクニシャンなのか…


疑問に思う点は多々あるが、今はそれどころじゃない。



こんなことをされて理性を保てるほどの忍耐力なんて、この俺にあるワケがなかろうが!



「……ったく!」


「きゃっ!!」



今度は俺が優花さんを押し倒した。

小さな悲鳴と共に、長いふわふわの髪の毛がカーペットの上に散る。



「…これでもう二度と俺に関わらないって約束する?」


「…うんっ」



切なげに、だけど嬉しそうに笑って頷く優花さん。


強引な彼女にも、弱い意志の自分にもため息をつきつつ、
俺は彼女のブラウスのボタンに手を掛けた──。