そんなところも秋によく似てる。


私はほんの少し胸が痛むのを感じながら、二人分のお茶を用意して料理が並ぶテーブルに置いた。



ショージさんは料理を見て

「うわ、すげぇ美味そう!」

と感嘆の声を上げてくれたけれど、私はこれからのことを考えると気が重くなる一方だった。




「……何ですか?話って」



そんな私に気付いたらしく、ショージさんは真顔になって話を切り出してくれた。


最近はやめていたのに急に敬語になる彼に、ほんの少し笑みがこぼれる。


私は一度息を吸い込むと、彼の目を見据えて単刀直入に言った。