「ここはアマゾンか」


「きゃははは!!」



大量のカエルを飛ばして遊ぶマナトくんにツッコミを入れると、意味はわかっていないだろうが大笑いしてくれる。


そんな様子に藤咲さんも声を上げて笑っていた。




そして、三人で囲むテーブルに用意されたのは真っ赤なトマト鍋。


藤咲さんが取り分けてくれた後、いただきますをして食べ始めた。



「俺、トマト鍋食べるの初めてかも。結構うまいっすね」


「本当?マナが好きで家では結構やるの。
締めはやっぱりご飯とチーズを入れてリゾットね」


「リゾットおいしいよ~♪」



そんなたわいない話をしながら、俺は久々に賑やかな食事を楽しんだのだった。