今日のレジ担当は違うパートさんだが、前は底抜けに明るくて元気なおばちゃんがやっていた。


いつも「ショージちゃん!」とか言って可愛がってくれてたっけ。


そのおばちゃんが、どうやら先月で辞めてしまったらしい。



「でもあんな求人の出し方じゃ誰も来ないんじゃねぇ?」



バカにしたように笑いながら言う武田さんに、店長は腕を組んでふふふとしたり顔で笑う。



「それがな…。来たんだよ、若くて超美人なコが!」


「………」



顔を見合わせた俺達はそろって店内の入口に目をやり、あの筆でドーンと書かれた求人の紙が剥がされていることを確認すると…



「「え゙ぇ~~!!??」」



と、信じられない想いで叫んだ。