病院に運ばれてからすぐに、陸翔は集中治療室へと入れられた。


「陸翔…………」


私は消えそうなくらい小さな声で陸翔の名前を呼んだ。


集中治療室の前においてあるいすに腰掛け、手を合わせて祈った。


陸翔、どうか無事でいて………