11年ぶりに再開した
そうちゃん。


あたし…


好きなの…かな?



「ね、ねぇ…。」


「ん?なんだよ。」


ノート端に公式を書きながら
応える。



「そうちゃんってさ…、

か、彼女とかって…いるの?」



隣のそうちゃんの顔が見れず
参考書から目が離せない。


「……え、なんだよいきなり。」