予想通りというか、

部屋の家具は基本シンプルで
無駄なものが置いてなかった。



たとえそうちゃんでも
男の人の部屋に入るのは
少しドキドキする。




(いいにおい…するなぁ…。)



「みな、悪い。
俺ちょっとシャワー浴びてくるから。

先に始めてて。」



「わ、分かった。」



そう言うとそうちゃんは
シャツをパタパタしながら
風呂場へ行ってしまった。



(さてとっ…)


あたしはガラスのテーブルに
ノートと参考書を広げた。