「・・・・・っ。」



「なっ、誰だよお前っ!!」


(…え?)


恐る恐る目を開けると、
男の振り上げた腕を
そうちゃんがつかんでいた。


「ちょっとお兄さーん。
うちの生徒に何の用です?」


「そ…そぉちゃん…」


「は…ハァ?
先公っ… か、よっ…
は、離せっ」


男はつかまれた腕を動かそうとしているが、
びくともしないようだ。