「ん〜、10万円。
それで許してやるから。」


「……はぁ!?

10万なんて、そんな無 理です!」


「お金が払えないなら、これから俺たちと遊ぼうよ。」


そう言うと、男達は
ニヤニヤしながらこっちを
見ている。


( こ、この人達ヤバい人だ…)

「ヤダっ!
ちょっとっ、離してよっ!!」


3人うちの1人が沙織の手をつかんだ。


「沙織っ!!
ちょっと、離してあげて下さい!」


男達はあたしの呼び掛けを無視して
沙織を近くの路地裏に連れて行ってしまった。