今日の晩ご飯は
定番?ハンバーグ。


いつもよりちょっとだけ
気合いが入ってるのは
気のせいかな?


「わ〜
ホント美味しそうですね。」


椅子に座ったそうちゃんが
目を輝かせている。


「さぁ食べましょ♪」


「いただきまーすっ」



パクッ



「美味しいです!
おばさん、昔から料理ほんと上手ですよね〜。」


「やだぁ、奏祐くんったら。
褒めても何も出ないわよ〜♪」


(お母さん、超上機嫌だ…。)


お父さんはキッチンへ向かい
冷えた缶ビールを2本持ってテーブルに戻って来た。


「いや〜、奏祐くんももう立派な大人だし!

ほらっ、飲もうじゃないか。」


プシュッと音をたて
コップにビールを注ぎだしたのだ。