休み時間

次の授業の準備をしているわたしに
紙パックのりんごジュースを飲みながら沙織が話しかけてきた。


「ちょっとみなみ、
昨日言ったこと忘れた?

B・セ・ン・卒・業!」


「…え?」


「え?って。

あの市川とかいう先生!
わざわざ先生のパシリになるなんてさー。」


「だって…
誰も手挙げそうになかったし、ね?」