「アレ、凄く楽しいです!ね、もう一回乗りませんか?」



さっきよりも数十倍目が死んでる俺は、僅かな力を必死に振り絞り首を横に振る。

レイはそれを見て無言でソフトクリームを食っていたが、表情は何となくしょぼんとしている。





……そして、俺の脳裏に一つの疑問が浮かび上がる。


しかし情けない事に今の俺は声も出せないほどの瀕死状態だったので、その疑問は意識の奥へと沈められていくのだった。