まさか、若干22歳にして残り一週間という寿命を宣告されるとは。





「……という訳なので、一週間、宜しくお願い致します」


正座したまま深々と頭を下げる死神嬢。


「いえ、こちらこそ宜しく……て、え?」




一週間、よろしく?




「……さっき説明した通り、金曜までは貴方に死なれる訳にはいきません。
なので、それまで付きっきりで貴方を守ります」


付きっきり……まぁなんて甘い響きなんでしょう。

……ま、実際は全く甘くなんかない、寧ろ痛いシチュエーションだが。