「それじゃあ、気を取り直して。――――貴方、佐伯タカシさんは、来週の金曜日。夕方6時半頃、亡くなります」



いくら顔立ちが俺の好みとは言え、無表情のままそんな事を言われると流石に背筋が寒くなる。




「……じゃあ、それを告知しに来たキミは何者?
悪魔かなんかなのか?」

心なしか声が震えてきた。



「安心して下さい。私は悪魔じゃないですよ」










「死神です」