「美織!変な手紙あるけど!なに?」


俺たちは、母親の甲高い声で目が覚めた―。


「何かな・・・・・、また・・・・、た・・・・な・・・・・ああああああああぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁ!!」


棚田の名を口にしようとすると姉はヒステリーを起こした・・・・。


「ちがうって、きっと・・・・。」


俺は、手紙を取りに行った。