部屋には、姉の服と、小物が散乱していた。

真ん中には、小さな箱が置いてあった・・・。

“かーって嬉しいはないちもんめ”
とだけ書いてある、カードがあった・・・。


「はないちもんめって、あれ??」


「ねぇ・・・・はないち・・・もん・・・め・・・って・・・。」


姉は声がふるえていた・・・。


「うん」


「あの・・・こが・・・ほしい・・・・って・・・・ある・・・・じゃん・・・・・。」



俺はその言葉で、姉が心配していることを悟った・・・。