「もぅどこ行ってたん!
 理科室で待ってたのに
 全然来えへんし」
「うん。ごめん
 あの人と・・・」
私が後ろを振り向いて
雄大を探したけれど
もぅそこに姿はなかった。
「何?
 なんかあった?」
「いや・・・ちょっとなぁ」
私は今日あったことを
すべて話した。