その時は気味が悪いと思っただけで、眠気に勝てず、私はまた布団を被りました。

すぐに眠りについて、あの夢の続きを見たのです。


薄暗い病室の隅で、見覚えのある大柄で太った、眼鏡の男性を見つけました。

クラスメイトの小崎くんです。

彼は何かに怯えているようで、身体を丸めてぶつぶつと呟いていました。


殺される、次は僕だ、殺される……


狂ったように言う小崎くんを、私はただ見つめていました。