「お前濡れてんな。そんなんで帰れるのかよ。」
「あ、確かに…」

どうしよう。これじゃあ電車もバスも乗れない。
「乾かしていけば?俺んちすぐそこなんだ。」

「え…いいんですか?」
「うん。別にいーけど?嫌?」

「いえ!ありがとうございます!」
「じゃ、行こ。」