そんな事を考えていると、優哉がクラスに入ってきた。

…あー…一時間目は国語だった。

優哉は黒のスーツを着て更に背の高さが強調されている気がする。
視力が悪いのかメガネをかけているその顔は、すごく整っていて、かっこいい。

…だめだ。忘れようとするのに優哉は私の心から離れてくれない。

好きになったらいけないのに…

もう、こんなにも好きなんだ。優哉の事もっといっぱい知りたい。
私だけに教えてほしい。

…ワガママだなぁ。
無理に決まってるのに…