「え、あ・・・」
何も言えなかった。
こんなにも、人が温かいなんて知らなかった。

「あ、す、すいません!い、いきなり馴れ馴れしかったですよね・・あははは」
咄嗟に、身体が開放されさっきまでの温もりはあっという間に無くなった。



「俺、調子に乗りました・・・」
「いや、そんなこと・・」
「失礼しますね」
それだけ言って行ってしまった。