重い扉を開くと、

「うわ~綺麗!」

この学校にこんな絶景スポットがあるなんて知らなかった!
今日は、晴天で雲ひとつない青い空が広がっていた。

「綺麗ですよね、俺のお気に入りの場所なんですよ」
「そうなんだ~、私も好きになったかも!」
「気に入ってもらえて、嬉しいです」
爽やかな笑顔をして、ふいに手を引っ張られた。

「先輩、ここ」
「え・・・?」

霧み・・・翔の示した場所、
「霧・・・翔の前に座るの!?」
「はい、俺一度こういうのに憧れてたんですよ!」
つまり、私の後ろには翔がおり
翔は、私を後ろから抱きしめる感じになる・・・