また鈴木の番。
出たのは
―恋の話―

やだ。和香の話なんて聞きたくない。ホントは耳を塞ぎたい。ここから逃げたい。でも心とは裏腹に体は動けなかった…。

案の定、話すのは和香のコトだった…。

『あぁ~!恋の話だ♪』
―ほぼ全員がハモった―

『何を話せばいいわけ?』と顔が真っ赤になった鈴木。

『照れてるぅ!』
―またほぼ全員がハモった―
(やっぱりこんな所にいたくないなぁ…。でも、ここで逃げるのは悔しい!)

―そのとき―
純が鈴木になにやら耳打ちした。

『それ言うの!?』と鈴木。

『改めて言えばいいじゃん♪』と楽しそうに純。

『………。』考える鈴木。

『分かった!でも純が言って!』

『分かった。じゃあ言うよ!?』
『鈴木くんは、浜田さんと付き合っています!』

『おぉ~!!』
―パチパチパチパチ―