何だよ、何だよこれぇええ!!!!
急に手拘束されたと思ったら女物の制服着せられて!!!!

「きっも、俺…泣」

勢いで蓮の部屋から飛び出したのは良いけど…



「広すぎてこっから出られねぇ…」


さっきからうろちょろと動き回っている。


で、俺の目の前には何故か見知らぬ人。
そしてガン見。



だ、誰だぁこいつ?

「あ、あの…」
「お前さぁ」

「へ?!」

急に質問されて間の抜けた声が出た。
少し流れた微妙な空気。

それを打ち切ったのはその人の笑い声。

「ふはっ(笑)お前、面白いな。何処の学校?」

え?

何処の学校??

「夢坂(ここ)です。」
「は?」
「いや、だからここです。」
「…」
「だからこーーー」
「いやいやいやいや、ちょっと待て!お前、女だろ?」

「は?違いまーーー」
言いかけて気が付いた。
今の俺の服装に…泣

「あーーー!!!!違います!これはっ、この格好は!蓮が無理やりっ…」



「…蓮?」