龍也が俺の手首を解放して、俺の隣に座る。

そんな龍也の動作を見ていた視線を
寝ている体制になっている俺は空へと移す。


「同等…か。俺は蓮とお前の事、どういう風に、どんな違いがある見方をしてんだ?」

「…視線」

「視線?」

今度はゆっくりと視線を龍也に戻す。

『あっ、目ぇめちゃめちゃあってる…』

もしかして今までずっと見られていたのでは無いかと思うと、
急に恥ずかしさが込み上げてくる。


そんな感じで顔が一気に赤くなった俺を見てか、龍也が笑いながら答える。


「蓮様を見てる時の晴は、どーしよーもなく色っぽい(笑)」

「はぁあっ?!?!」

いいい色っぽい?!

「どんな視線だよっ!!」
思わず突っ込む。


「何つーかなぁ…熱を帯びてる感じがエロい」



…っはぁ~…





俺には到底理解できねぇ泣


色っぽいだのエロいだの…




て、



ーーーーん?

ちょっとまてよ。


蓮様と同等にみて欲しいっつーことは…!!!

「龍也…お前も俺にエロい目で見られてーのか…?」

「はぁっ?!」