え、何そんなに驚いてんだ??
「どおしたんだ??」
目頭をおさえながら「はぁー」っと深いため息をついている蓮に尋ねる。
「お前なぁ…。俺、さっきも嫉妬したって言ったろ?
何で今また食いつくんだよ…」
「嫌、だってその嫉妬は龍也に対する嫉妬だと思って…
その、キス…された事とかの…」
「んな訳ねーだろ馬鹿。全部ひっくるめてだよ!!」
「じゃあ龍也と付き合った事にも…」
「ちっ」と舌打ちをして蓮がこちらを見つめた。
それから少し恥らうような顔をしてポツリとこう呟いた。
「…嫉妬するに決まってんだろぉが…」
その言葉に俺の心臓は激しく動き出す。
何だよ…何でこんなに嬉しいんだ??
静まれ!!
静まれよ、心臓の音…!
「じゃ、じゃあもう俺行く…よ」
早くこの場から抜け出したくて足早にドアに近付く。
だがそれもあっさりと連れ戻される。
「…言ったろ?別れるって言うまで許さないって」
「…わ、別れられるよう努力はします。」
とりあえずこの場から逃れたい泣
そう言うとチュッと軽くキスをしてからこう一言。
「期限は一週間。別れられなかった時はーーー」
「時はーー…」
「お仕置きだ。」