「…おい晴、いい加減機嫌直せ。」
「…」
あれからは散々だった。
『俺のっ…俺のハジメテがっ…泣』
「悔やんだってもぉもどんねーよバーカ」
言った蓮をキッと睨む。
俺は本気で怒ってんだぞ!!
なのに蓮は何故かクスクスと笑っている。
「でも気持ちよかっただろ?」
「なっーーーー!!!!!!!」
言われて言葉にならない叫びがうまれる。
「ほんっっとお前は最低だぁあああっ!!!!!!」
「で、結局何に怒ってたんだよ。」
蓮に甘いカフェオレをいれてもらってようやく落ち着いた俺は
未だわかってない答えを聞く。
と、蓮は目を丸くした。
「な、何だよ。」
「…驚いた。お前、まだわかんねーの?」
…うるせぇなぁ…
「…わかんねーから聞いてんだよ」
「…もう一回お仕置きが「いらねーよ!!」」
「…」
「早く言えよ。」
「嫉妬」
「は?」
嫉妬??
「だ、誰に?」
「誰に…?」
その言葉を聞いた途端、蓮の眉がピクリと動いた。
それから睨む様な鋭い目。
この目はーーーーーーやべぇっ!!泣