目の前に居たのはヨースケ。
その顔は、怒りに満ち溢れて居た。
「な、何…?何かお前、怖くね??」
ははっ、と引きつった笑顔を見せながら尋ねる。
すると何かにピクッと反応したヨースケ。
「…何か…??」
「へ…?…」
ドンッと靴箱に押し付けられる。
「ーーっ痛…!」
何?
何なんだよ…?!
「お前、俺が何に怒ってんのか本気でわかんねーの?」
ヨースケが…俺に怒る理由…
そんなの
「わかんねーよっ…」
あたりはシンと静まり返っている。
「…俺…」
ヨースケが何かを言おうとした時、誰かが俺の名前を呼んだ。
「晴。」