「たたた龍也ぁぁぁああああ!!!!」


只今俺の最初で最後の競技、騎馬戦に出ております。
そんな俺は競技が始まってまだ一分で、龍也に助けを求めておりました(泣)

だって、騎馬戦って…




騎馬戦って……






顔にせまってくるもんじゃなくね?!!



帽子をとるもん…だよな?!


それなのにっ!!



「うわっ!!ちょっ?!どこ触っ!!?うぎゃあっ!!顔がちけーっ!!!」



さっきから俺を支えてる下の奴や帽子を狙ってくるはずの上にいる奴皆が
体触ったり何かキスしよーとしてるみたいに顔を近づけてくる!!

皆そんなに俺の事が嫌いなのかよちくしょーッ(泣)!!


「ちょっと龍也ーーっ!!(泣)」


龍也の姿はもはや見えない。


もう帽子何か要らねーよ馬鹿っ!!(嫌、ほんとは帽子まもんねーと駄目だけど…)


「はぁー…」っとため息をついて顔をあげたとき、
俺の唇に何かが触れた。


「ーー!?ンむっ…!!」


視線を正面にうつす。



あれ…?





これ、もしかして…


















俺、今ーーーーー…