蓮の言葉に黙り込む俺。
本当は言い返したかった。
でも――――
『あんな幸せそうな顔されてちゃ言えねーし…バカ…』
それから俺は約20分間蓮に抱き締められ、解放された時には既に辺りは真っ暗だった。
部屋に入り、シャワーを浴びる。
風呂からあがると、一気に疲れがどっと押し寄せてきた。
『あー…駄目だ。寝よう。』
即座にベッドにダイブする。
ベッドのマットレスも布団もフカフカだ｡
『ヤベー…超気持ちー…』
あまりの気持ちよさに俺は布団も被らずに寝てしまった。
朝起きたら、体はめちゃくちゃ重かった―――｡
