蓮とのゴタゴタな一件もひと段落したので、淹れてもらったお気に入りのカフェオレを飲みながらソファでゆっくりくつろぐ。

うん。やっぱ俺、ここのソファと蓮が淹れてくれるカフェオレが大好きだ。


「ふぁ〜…落ち着くー。」

「お前は良いなぁ、気楽で。」

「なんだよ〜俺だって色々と忙しいんだぞ!」

「はいはい。しっかし春輝と接触してたとはなぁ…これは又ややこしくなるな。」

「…なんだよ。やっぱあいつの事気になるのかよ…」

落ち着いたはずの気持ちが、再びモヤモヤとざわつき始める。



「そりゃ気にもなるだろ。」



蓮の放ったその一言に一瞬でテンションが下がる俺。
なんだよ…やっぱり好きなんじゃねえかよ、もう1人のハルの事…

「だってあいつ、絶対に俺が好きなもの好きになるんだぜ。それがばれてんなら晴が狙われるの確実だろ?」


あぁ、なんだよ。
そういう事だったのかよ!


「…良かった」