冷たいなー、と言いながらもどこか楽し気な青谷。

コイツ絶対分かってないな…。

「お前ってさ、何でキャラ隠してんの？」

「だって可愛いああ言うキャラの方が何かと便利なんだもん。君だって感じた事あるんじゃない？」

「へ？無いけど？てか何が便利なんだ？？」

俺がそう返すと、目を丸くして静止した青谷。
な、なんだぁ？！

「え、君って本当に…」

「？？」

「いや、これはマジでヤベェな…」

「何か言ったか？」

「小悪魔だなって言ったんだよ。」

「…俺、それよく言われっけどさ、意味わかんねぇから…。」

小悪魔って言葉は大体小柄で可愛い女のコに言うもんだろ？

男子校に居ると皆使い方を忘れるのかな？

「まぁまぁ、今日はもう時間も良い頃だからこの辺で。またね、晴！」

「お、おう！」