「晴は…晴は俺の子供みたいな感じなんだ!!!」
「はぁあ?!」
何言ってんだコイツ!
「俺は…ずっとお前と居て、何か知らねぇ内にこう…なんて言うか親?みたいな感情がお前に対して芽生えて来て…蓮様と付き合うなんてそんな大変な恋愛を大事な大事な俺の晴がしてるなんて俺ーーー…
耐えれないんだっ!!!」
「もう意味わかんねーよ!馬鹿!」
ほんと、何だ急に。
親みたいな感情?
何じゃそら!!!
「…要するにヨースケは、父親が娘を花嫁に出す時の気持ちと同じだったって事…なのか?」
「その通りです!!」
はぁ〜…ふざけんなよ。
又告られたのか俺は、とか思った自分が恥ずかしいじゃねーか!
いや、それよりも。
「俺はお前のその心配性が心配だよ…後、過保護すぎる。」
俺の事を真剣に心配している(し過ぎている)ヨースケの胸にポスリと頭を預ける。
そんな俺の頭を撫でながら「俺は本当に真剣に…」とかブツブツ言っている姿に、思わず笑ってしまう。
「…有難うな。」
小さく呟いた感謝の言葉は、拗ねているヨースケに届いただろうか?
俺の心は何だか久し振りに暖かい気持ちで満たされている様な気がした。