「いつからだ」

「はぃ?」


「いつから思い出してた。」

「…」


笑ってはいるけど目が笑ってねぇよ蓮さん…


「け、」

「け?」

「結構前から…です?」

「へ〜ぇ。」


ゔっ…
その返答が地味に1番怖い!

そりゃ黙ってた俺が悪いけどさ!
てかそもそも記憶喪失になった俺が馬鹿なんだけどさっ!!

「…良かった」

ポツリと言葉をはいた蓮の方を向く。

「へ?何か言ったか??」

あまりうまく聞こえなかったので聞き返して見るが返事はない。


「おーい、蓮。もっかい言って?聞こえなかった…て、え?」


驚いた。


いつも余裕な態度で、俺の事をバカにしてるような蓮が。

あの蓮様が!!


「顔、真っ赤じゃ…」
「うるせぇ。見んな。」


何これ
何だこれ!!!


「か、わいい…」