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…朝の光が俺の顔を照らす。
この左の硬い感触は何だろう?


「ん〜…」と唸りながらその硬いものに頭を擦り付ける。


「朝から可愛い事してくれんなよ。勃っちまうだろ。」

「ーーーっ?!」

突然上から降りかかった声に驚く。
目を開いた時目の前には肌色の壁。

うぁっ!?
これ、蓮のむ、胸板…

「何で蓮がここにいるんだよぉお!」

言ってから気付く。
しまった、蓮「さん」をつけるの忘れてだ。

「何でって…昨日のこと覚えてんだろ?てかその様子じゃやっぱり記憶戻ってたみたいだな。」


ギクリ


“やっぱり”と言うことは…


「ば、ばれてた?」

「モチロン」

満面の笑みで即答した蓮とは裏腹に、冷や汗が流れ落ちる俺。


これは…ヤバイ!!