「お前って奴はほんっとーに…」
小さく呟いた蓮さん。
上手く聞き取れなかった俺は聞き返す。
「え、何?」
「嫌ってほど分からせてやろうか。」
「へっ?」
なんか、目がマジじゃないですか?!
怖いんすけど(泣
「え、い、嫌だっ!痛いの嫌だし!それに俺…その…」
必死で断る。
そんな俺を見て「ぷはっ」と吹き出した蓮さん。
「お前はほんっと…かわんねぇよ。本当は記憶あるんじゃねぇかって思う位に」
記憶…
「ごめん…なさい。」
俺が記憶を思い出せないでいるから、この人にいっぱい迷惑をかけてる。
あぁ〜、俺のバカ!!
早く思い出せよ!
「んな泣きそうな顔すんな。ほら、今からお前の好きなもん作ってやっから。」
そう言うとポンポンと優しく俺の頭を叩いてからキッチンへと向かって行く。
俺の、好きなもの?
数分してから「ん。」と差し出されたのはーーー…
「カフェオレ!!」