え。

ちょっと待って、嫌な予感しかしねぇ!
この流れは絶対あれだ!
お、お、お…


「襲われるぅ〜!!!」

うわぁぁあと大声を出した俺を一瞬驚いた様に目を見開いて見る。
でも次の瞬間にはニヤリといたずらっ子みたいな顔をして。

さらに聞こえて来た言葉はーー…

「正解☆」


こんなにも嬉しくない正解は今までにない!!それより、

「語尾の星マークはなんだ?!お前のキャラじゃねーだ…んぅっ!!」

「…はっ…うるせーんだよ…」

噛み付くように大きく口を塞がれる。
でも、そんなに激しくはなくて…

楓の性格をそのまま表したかのような、優しい、キス。


「んっ…は、ふっ…んぅ…!!」

やべぇ!気持ちよさに思わず流されかけたけど、俺今これ完全に襲われてんじゃねーか?!

「か、ぇで…ゃあっ!やめっ…やっぁ」

必死で抵抗するも、虚しく拒否される。
両手で顔を固定されているからキスから逃れる事もできねーし…

近い体を押し返そうとしても、力はいんなくて全然ビクともしねーし…

なんか俺、男として悲しい泣